数あるブラックメタルバンドの中で、アルバムが発売されれば必ずチェックしてきたのがCradle Of Filth。なぜなら、彼らはアルバム毎に楽しませてくれるが、決して僕の期待を裏切らない作風に仕上げてくれるからである。 "Godspeed On The Devil's Thunder"も例外ではなく、ど真ん中に響く傑作である。
"Godspeed On The Devil's Thunder"はアルバムを通して1つのコンセプトに基づきストーリーが進行する(ジル・ド・レエについての物語をモチーフにしている)。音楽の展開、シンフォニックなSEとメタルの掛け合いが常にベストマッチ。聴けば聴くほど何か新しい発見がある神秘的な作品である。
今までに数多くのブラックメタルを聴いてきて、ノルウェーをはじめとして北欧やヨーロッパ北部がブラックメタルの生息域として挙げられてきた。しかし、Cradle Of Filthはイギリス出身のバンドであり、国内はおろか、世界中で凄まじい影響力を発揮する。
彼らに続くバンドがイギリスから出ていないが、いや世界的に見ても出ていないのが現状。今後、ブラックメタル界はどのように進化するのか。彼らが新譜をリリースするたびに、ひとつの節目として考えさせられる。








